Greeting ご挨拶

生まれ育った丹波で作陶を始めてはや20年が過ぎようとしています。
日々、土と対話し、造形への憧れを追いつづけて参りました。
その道程の中で平成14年度兵庫県芸術奨励賞をいただきました。
これを機に明日に向かってさらに精進してまいります。
ご高覧賜りますれば幸甚です。

What's "Tanba Pottery" ?  丹波焼きとは

丹波焼は、瀬戸、常滑(とこなめ)、信楽(しがらき)、備前、越前と並んで日本六古窯の一つに数えられるほど有名な焼き物です。もともとは大きな壺やすり鉢などを作っていましたが、その後、現在のような茶碗などの食器も作るようになりました。

窯による焼成は1300度に達する高温で約60時間続きますが、その際に窯の燃料である薪の灰が器に降りかかります。そして、その灰が釉薬と融け合って変化し、一品ずつ異なるさまざまな模様や色が生まれます。これが「灰被り(はいかぶり)」と呼ばれる丹波焼の大きな特徴です。また、「丹波の七化け」と称されるほど釉薬の種類や装飾の技法に変化が多いことも丹波焼の特徴の一つです。温かみのある土の器は使い込むほど模様や色が変化し、さらに違った味が出てきます。それこそが丹波焼の真髄であり、実用品としてだけでなく、芸術品としても人々に愛される丹波焼の魅力なのです。

今では、丹波立杭(たちくい)焼や丹波焼など、さまざまに呼ばれていた名称を丹波焼と統一し、丹波地方で約60もの窯元が作品を作り続けています。

丹波焼・立杭 陶の郷